レポート
記念植樹を開催ー京都大学上賀茂試験地「里山おーぷんらぼ」に工藝の森が参加!
2024-06-26
京都大学の上賀茂試験地では、大学の研究林として運用されてきた歴史ある森を多様な人に開き、里山について考え実践する場として、「里山おーぷんらぼ」の活動がおこなわれてきました。「工藝の森」は昨年秋よりこの活動に参加し、新たな森の活動の拠点をつくるために、皆で準備を進めてきました。
今月はこれまで以上の参加者に恵まれ、漆などの工藝素材の植樹や電気柵の設置、畑作業をおこなうことができました。これから皆で管理して、そのあり方を模索していければと考えています。
『工藝の森』は、人と自然の持続的な呼応によって育まれる暮らしやモノづくりのあり方に敬意を表し、その関係性をまた次の時代に受け継ぐことを目指す活動の総称です。桂川上流の京北地域にて、モノづくり素材の森を育くむ活動が2020年に始まりました。
今回上賀茂試験地で工藝の森の活動が始まった経緯には、『工藝の森』という活動の考え方を、サステナブルなモノづくりのあり方を自然から学ぼうとする多様な仲間たちと共有できる、開かれた活動にしたいという想いがありました。MORI WO ORUの小森優美さんの実行力で、そんな想いが形になりました!上賀茂試験地では、より多くの参加者に「工藝の森」の活動をひらき、おーぷんらぼの活動の一つの柱として展開していきます。
植樹をする前に、試験地の植物を改めて人の暮らしとの関係性という観点で調査しなおし、工藝の森マップ 上賀茂試験地バージョンも作成中です。「里山おーぷんらぼ」の活動は月に一度、だれでも参加できます。ご興味ある方はぜひ、ご連絡ください。